こどもは自らを成長させるものに強く興味を惹かれ、驚く程の集中力を発揮することがあります。赤ちゃんが永遠とティッシュを引っ張り続けたり、離乳食のご飯を何度も投げたりすることも、そのひとつです。モンテッソーリ教育ではこの状況を「敏感期」と考えます。
「敏感期」にあるこどもの吸収力はすさまじく、ここで習得したものは一生の財産になります。しかしこの「敏感期」は一定期間を過ぎると収まってっしまうため、もし、こどもの敏感期に気づいたときは、こどもが満足するまで見守ってあげるのがベストだそうです。
ですが、ティッシュや食事を無駄にすることを良しとするわけにはいきませんし、片付けで親も疲弊してしまいますよね。そこで、今回ご紹介するのはモンテッソーリ教具【ビジーボード】です。こどもの敏感期を伸ばすのにぴったりな教具なのです。実はこれ、以前勤めていた保育園の0歳児クラスにも取り入れられていて、こどもに大人気でした!
この記事では、ビジーボードの作り方を写真でわかりやすく説明していきます。モンテッソーリ教育に興味がある方やビジーボードを作ってみたいと思っている方は、ぜひ最後までご覧ください。もちろん、材料は全て100円ショップで手に入りますよ♪
他にもたくさんの教具を手作りしていますので、以下の関連記事も合わせてご覧ください。
ビジーボードとは
ビジーボードとは、1枚のボードにたくさんの仕掛けを施した教具です。「ひっぱる」「つまむ」「おす」「みる」「さわる」など…その子の「敏感期」に合わせた仕掛けを用意します。獲得したい力を、楽しみながら練習することができるんです♪成長に合わせてその都度仕掛けをアップデートしていくと、生後1ヶ月頃から幼稚園頃まで使用することができます。今回は生後1〜6ヶ月頃の赤ちゃん向けのビジーボードを作ってみようと思います。
生後1〜6ヶ月向けビジーボードの作り方
材料
- パンチングボード
- 紙やすり
- 結束バンド
- ★キーケース(革製の使用しなくなった物)
- ★拡大鏡付き手鏡
- ★ケーブルをまとめるマジックテープ(白黒の猫ちゃん)
- ★キッチンタイマー
- ★メジャー
- ★おもちゃ用ストラップ
- 紐
- ファスナー
- デコレーションボール
作り方
(1)パンチングボードの角を、紙やすりでやすりがけします。(※怪我防止のため)
(2)★を結束バンドでパンチングボードに固定します。(子どもが使いやすいように配置して下さい)
(3)紐は、パンチングボードに直接通し、結んで固定します。
(4)ファスナーは、パンチングボードに木工用バンドで貼り付けます。
(5)デコレーションボールは、3つ繋がるように裁縫し、キーケースに取り付けます。(キーケースの中はお好みで変えてもOK)
おわりに
とっても楽しそうな教具が出来上がりました。私はなかなか配置が決められず…作成時間は60分程でした。ビジーボードに使う仕掛けは、基本何でもOKです。ただし、子供が触っても安全なものを選んでくださいね!
ちなみにこのビジーボードは、子どもがつかまり立ちをするようになったら、壁にかけて使用する予定です。脚力も鍛えられて一石二鳥ですよ!そのため、メジャーはあえて下向きに設置して、子どもがひっぱりやすいように工夫してみました。こちらも実際に使う時がきたら、またブログで様子をお伝えしたいと思います。
本日も最後までご覧頂き、ありがとうございました。ではまた、次のブログで☆