【モンテッソーリ教育①】ムナリモビールを作ってみた

突然ですが、モンテッソーリ教育という教育法をご存じでしょうか。あまり聞き慣れない言葉ですよね。私もたまたまパートで働いていた保育園が、このモンテッソーリ教育を取り入れていたので知りました。教育には疎い私でしたが、モンテッソーリ教育に携わり、その魅力に取りつかれてしまいました。

しかし、モンテッソーリ教育はあまり認知されていないため情報が少なく、始めるにはハードルが高いのが現実です。ましてや自宅保育をしている方にとっては、何から始めたらいいのかさっぱりわからないのではないでしょうか。

そこで今回は、実際にモンテッソーリ教育の現場で働いた私が、自宅でもできるモンテッソーリ教育についてご紹介していきます。しかも、お安く実践できますよ！！モンテッソーリ教育に興味がある方、やってみたいけど予算に不安のある方は、ぜひ最後までご覧ください。

伝えたい内容がたーっくさんあるので、シリーズ化してお伝えしていきます。第1回目は「ムナリモビール」についてお話していきます。

モンテッソーリ教育とは
モンテッソーリ教具　ムナリモビールとは
ムナリモビールの作り方
1. 材料
2. 作り方
おわりに

モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育は、100年以上前にイタリアの女性医師マリア・モンテッソーリによって確立した教育法です。医療の観点をふまえて考えられているため、ひとつひとつの事柄にしっかりとした根拠があります。例えば「０歳児の視力は弱く、色彩も初めは白黒しか見えない。だから、こういう教具（おもちゃ）を与えるといい。」など、納得のできる内容になっています。

実際保育園では、子どもの年齢ごとに与える教具を変化させていました。すると、食いつくようにその教具に向かい、０～1歳でも30分程は集中して一人で遊ぶのです。

このように年齢によって与える教具を変化させることは、子どもが生きていく上で必要な動作を獲得することに繋がります。例えば「落とす」、「つまむ」、「ひっぱる」などといった動作の能力を引き出す教具を与えるとします。「落とす」動作は、力の抜き加減を覚えることができます。「つまむ」動作は指先の器用さや握力を鍛えることができます。「ひっぱる」動作は腕の力を鍛えることができます。これらを覚えた子どもは、お箸をもったり、コップで飲み物を飲めるようになっていくのです。

その生きていく上で必要な動作は、子どもが自ら学ぼうとするとモンテッソーリ教育では考えられています。確かに「赤ちゃんがティッシュをたくさんひっぱり出してしまってママを困らせる。」「せっかく作った離乳食をポイっと投げてしまって食事が台無しになる。」といった行動を聞いたことありますよね。一見いたずらに見える行動も、実は子どもにとっては生きるために必要な行動であり、学ぼうと一生懸命なのです。そう思うと、いたずらも少しはかわいく見えてきませんか。

だからといって、ママが困る行動をさせ続けるわけにはいきません（笑）モンテッソーリ教育では、そのような子どもの学ぼうとする欲求を満たすものを用意してあげます。これを「教具」と言います。なんかスゴそうなやつが必要なのかな…と思ったそこのアナタ！！違います、教具は100円ショップのもので簡単に手作りできます。とってもお安く揃えることができるのです★

そして何よりお伝えしたいモンテッソーリ教育の魅力があります。それは、あの藤井聡太さんやビル・ゲイツさん、イーロン・マスクさんが幼少期から受けていた教育法だということです。ただのみ～は～なのですが、説得力増しますよね（笑）

モンテッソーリ教具　ムナリモビールとは

そんなモンテッソーリ教育では定番の教具、ムナリモビールについて詳しくお話しします。これは生後０か月の赤ちゃんから使える教具です。生まれてすぐの赤ちゃんは、白黒ではっきりとしたコントラストのものしか見えず、視力は30㎝先のものに焦点を合わせられる程度です。首も座っておらず、寝返りもできません。そんな生後０か月の赤ちゃんの能力に合わせた教具が、ムナリモビールなのです。