【無料マタニティスクール】プレママが実際に参加してみた②栄養と歯の健康編

育児

妊娠すると、産院からバランスよく栄養摂取するように言われるものの、一体何をどれくらい食べたらいいのかわからないですよね。また、妊婦は歯周病や虫歯になりやすいって知っていましたか?恥ずかしながら私は知りませんでした(笑)

今は無料でSNSで色々な情報を調べることができます。しかし、妊娠中の栄養と歯の健康に関する情報は、サイトによって答えがバラバラな印象です。

そこで今回は、実際に私が参加した役所の無料のマタニティースクールで学んだ情報をご紹介したいと思います。どれも国家資格を持つ専門家から講義頂いた内容ですので、様々な情報に混乱しているプレママさんは必見です。

ちなみに、無料マタニティースクール第1回目【育児編】の内容は下記リンクよりご覧ください。

栄養士による食事指導

食中毒について

これからの季節、食中毒には注意しなければなりません。特に妊娠中は、母親の免疫が赤ちゃんを攻撃してしまわないように、免疫力を低下させている状態です。そのため、一般の方よりも食中毒にかかりやすくなっています。また、中でも毒性の強い食中毒に当たってしまうと、高熱、激しい下痢・嘔吐が起こります。その時、赤ちゃんにも悪影響を及ぼし、最悪の場合は死産・流産を招くことがあるのです。

食中毒を起こさないために、「食材を買いすぎない」「十分に加熱する」「調理器具を清潔にする」「食前に手を洗う」などは徹底しましょう

栄養について

「食事バランスガイド」というものをご存じでしょうか?厚生労働省及び農林水産省が食生活指針を具体的な行動に結びつけるものとして作成・公表したものであり、1日に「何を」「どれだけ」食べたらよいかの目安をイラストで示したものです。

一般の方向けの内容は下記のリンクより詳細を見れますのでご参照下さい。https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou-syokuji.html(出典:厚生労働省HP)

一方、妊産婦が必要とする栄養は少し違います。下記の画像をご覧ください。(出典:厚生労働省HP)

このように、妊産婦には追加で必要な栄養素がいくつかあるのです。しかも、妊娠初期・中期・後期で必要量が異なっています。ただカロリーを摂取するのではなく、炭水化物(主食)、ビタミン・ミネラル(副菜)、蛋白質(主菜)、カルシウム(乳製品)、ビタミン・食物繊維(果物)の栄養素をバランスよく摂取することが大切です。そして妊娠中は、これにプラスで鉄分葉酸が不足しやすくなります。

食事から摂取できるのが理想的ですが、栄養士でもない限り完璧な献立を作るのは難しいですよね。そんな時はサプリメントを活用しましょう。市販に妊娠中も内服できるものもありますので、ドラックストアやベビー用品店舗でチェックしてみて下さい。サプリメントの内服に不安のある方は、かかりつけ医に相談してくださいね。

歯科医師、歯科衛生士による歯科検診・指導

歯科検診

妊娠するとホルモンバランスが変化し、歯周病になりやすくなるといわれています。そのため、妊婦への歯科検診は重要視されており、自治体が費用を負担して実施してくれることが多いんです。私の住んでいる自治体では、マタニティスクールが始まる前に役所内の一室で、無料で実施されていました。簡単な問診があり、その後実際に視診してもらいます。もし異常があれば、後日改めて歯科へ受診し、治療を開始していく流れになります。

私は特に異常なしでしたが、歯科医師より「出産後は育児に追われ、定期歯科検診に行けなくなる方が多いので、臨月前に一度受診し、歯石除去をしてもらった方がいいよ。」とのアドバイスを頂きました。

歯周病について

歯周病の原因は、歯石(プラーク)です。歯周病菌の餌となる歯石が多いと、菌も増えてしまうのです。また、妊娠中はホルモンバランスの変化により、普段より歯周病菌が増えている状態になります。そのため、意識して歯石を除去しなければなりません。

そして、妊婦が歯周病になってしまうと、早産や低出生体重児などの可能性が高くなるというデータがあります。赤ちゃんの将来に影響するため、何としてでも予防したいですね!

もし妊娠中に歯周病になってしまった場合、レントゲンや強い薬の使用は避けなければならないため、十分に治療ができないこともあります。予防、早期発見・早期治療が何より大切です。毎日の歯磨きを丁寧にして、定期的に検診を受けるようにしましょう。

子どもの虫歯について

子どもの虫歯の原因は、親からの口移しによる虫歯菌感染です。そして糖分を餌として虫歯菌が増殖していきます。

つまり予防には、口移しはしないこと、極力3歳位までは糖分は控えるようにすることが大切です。歯磨きが始まったら、なんと9歳位までは親が歯磨きの仕上げやチェックをしてあげるのがベストだそうです。

ちなみに歯科学の観点からいうと、母乳は糖分が多いため1歳~1歳半でやめた方がいいとのことでした。一方、保健師の発育の観点からいうと、母子の愛着形成を促すため断乳はできるタイミングでやればいいとのことでした。

先輩ママ、赤ちゃんとの交流会

最後に、生後3~4か月の赤ちゃんとそのママ達の集まりにお邪魔させてもらいました。そこで15分程雑談する時間を頂き、育児に関する情報や出産時のアドバイスなどを聞かせてもらいました♪

少し前に出産を経験しているお母さん達の話は、リアリティ満載でタメになるものばかりでした。個人的には、お母さんの顔色や疲れがどれくらいあるのか、精神的にまいってないかなどが気になっていたのですが、案外ニコニコでしていて楽しそうな姿が多く、安心しました(笑)

おわりに

資格を持つ専門家のお話は信ぴょう性がありますね。情報社会の今、情報を取捨選択する力は重要です。正しい情報を得られる役所の無料マタニティスクールは行く価値アリではないでしょうか??

次回第3回目無料マタニティスクールは5月下旬に開催される予定です。そちらもまた、追ってご紹介したいと思っています!最後までご覧いただきありがとうございました。では、また次のブログで☆

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